どうも。北大生のはる(@_harukitare)です。
普段はトレンドに触れる記事を書くことはないのですが、きくちゆうきさん(@yuukikikuchi)の『100日後に死ぬワニ』はとても考えさせられる素敵な作品だったので、感想を書き綴ろうを思います。
3月20日に100日目が投稿されてから一夜が明け、さまざまな考察が飛び交うとともに『電通案件』というワードがトレンド入りしており、どこか違和感を覚えました。
もっとシンプルでいいのではないか。
もっと素直に作品と向き合うべきではないか、と。
作品に個人的な価値観をぶつけてあれこれ考えてみました。
19歳の拙い文章ですが、読んでいただけると嬉しいです。
100日後に死ぬワニの考察
100日後に死ぬワニの考察をしていきます。
冒頭でも述べた通り、深読みせずにシンプルに解釈します。
きくちさんの公式プロフィールに以下のような文がありました。
20歳、悟空であり、一緒にプリクラ撮りに行ったりした友達が事故に遭い亡くなる。
めちゃくちゃ泣く。
数ヶ月落ち込む。
ある時、何か出来ないかと思い、絵をまた描き始めた。
また、以下のようなツイートもされていました。
自分は21000日後に死ぬと感じているけど、このあと、100均に行く途中に死ぬかもしれない。
— きくちゆうき (@yuukikikuchi) December 17, 2019
以上のことから、若くして親友を失い、深く悲しんだことで『生きている以上いつかは死ぬ。それも、突然かもしれないから、日々を大切に生きよう』と思い、多くの人に伝えたいと考えたのではないでしょうか。
#100日後に死ぬワニ の作者さんは20歳で親友を亡くしています。
作品に込められたのは『誰でもいつかは死ぬ。終わりを意識することで、生き方をよりよいものにしてほしい』という想い。
19でまだまだ生きられると思いがちだけど、『死』から目を背けずに、1日1日、1分1秒まで大切に生きていきたい。
— はる┃10代トップブロガー (@_harukitare) March 20, 2020
作品に込められたのは『誰でもいつかは死ぬ。終わりを意識することで、生き方をよりよいものにしてほしい』という想い。
19でまだまだ生きられると思いがちだけど、『死』から目を背けずに、1日1日、1分1秒まで大切に生きていきたい。
あえて伏線を張らないことで、幸せな日々を送っていても何の予兆もなく突然死ぬかもしれないということを表現しているのではないかと感じました。
また、意味ありげな描写を多くすることで想像の余白を生み出し、いわば俳句のような味わいを作り出しています。
人間がもつ『死』に対する潜在的な恐怖感からその余白にワニが死んだ理由を探す人が多く見られましたが、ストレートに突然死ぬ可能性があることを伝えるのはあまりに残酷だと考えた筆者なりのやさしさでしょう。
ただ、伝えたい本質は
『遅かれ早かれ必ず死ぬことを心のどこかに留めておくべき』
これに限りますね。
100日後に死ぬワニの感想
僕は19年生きてきて、心の支えになっていた人を突然失った経験はありません。
ありふれた日常を、当たり前のように生きています。
この文章を読んでいる人のほとんどは同じように生きていることでしょう。
陳腐な表現ではありますが、やはり平凡に見える生活を送れていることのありがたさは失ってはじめて気づくものなのかもしれません。
しかし、『100日後に死ぬワニ』に出会って、あって当たり前だと思っているものがすべてそろっているのは奇跡であるということが、少しだけわかったような気がします。
恵まれた環境に生きていることを自覚し、小さなことにも感謝の気持ちを忘れないように日々を大切に生きていきます。
大切に生きるとは何だろうか
もし明日死ぬことを理解していたら、好きな時間に起き、好きな人と好きなものを食べ、好きな遊びをし、好きな本や映画に触れ、好きな時間に寝るのでしょう。
人間とはそもそも利己的な生き物であるから、『時間を大切に使え』と言われたときには自分が好きなことをするのです。
自分を生きることこそが大切に生きるということなのです。
『100日後に死ぬワニ』が教えてくれたはかなく尊い命は、好きなことに夢中になって生きることで輝くのだと思います。
ただし、『好きなことで生きていく』必要はありません。
嫌いなこともやったほうが好きなことがより大切になるからです。
好きなことが見つからないという人は、探すだけでもよいのです。
人の意見に流されて何も考えずにレールを走るのは、自分にも他人にも申し訳ないです。
レールを外れようとするといろいろな人に傷つけられることもあるでしょう。
自己中心的に考えるとみんな仲間のほうが都合がよいからレールに引き戻そうとするのです。
でも、応援してくれる人もいるということを忘れないでください。
自分を生きようとしている人は必ず支えになってくれます。
心無い批判を跳ね返し、自分を生きましょう。
19年の人生を振り返って
僕の19年は決められたレールの上を走ってきた人生でした。
失敗もそれほどなく、強いて挙げるなら大学受験で第一志望に落ちたことくらい。
誰から見ても順風満帆だったと思います。
しかし、大学生になって参加したイベントでの学生起業家たちとの出合いが人生を変えます。
本気で世界を変えられると信じ、やりたいことに全力で取り組む姿勢は、僕がずっと挑戦から逃げていたということを教えてくれました。
恵まれた環境に甘えていたのでしょう。
この偶然の出会いがきっかけとなり、今では自分の心に正直に挑戦できています。
挑戦とは、バカなことをしろというわけではありません。
無謀なことをしろというわけでもありません。
当然現実を見ることは大切です。
ただ、今の自分の生き方に疑問があるなら、自分を生きるために挑戦しましょう。
そんなこと言って責任取れんのかという人は挑戦しなくていいです。
僕は何の責任もとれません。
しかし、現代はだれでも発信者になれる時代です。
挑戦して失敗したとしても、その経験が発信では協力な武器になります。
失敗すればするほど人の気持ちがわかるようになり、多くの人に寄り添えるようになります。
今の時代において、挑戦は自分を最高に成長させてくれるのです。
失敗を恐れず、自分を生きましょう。
100日後に死ぬワニの考察・感想まとめ
今回は100日後に死ぬワニの考察と感想を書いてみました。
人間はバカなので、素敵な作品に出合えた感動もすぐに忘れてしまいます。
感じたことを新鮮なまま書き記しておくことで、振り返るたびに『自分を生きる』ことの大切さが伝わる記事になっていたら幸いです。
乱文になってしまいましたが、最後まで読んでくださりありがとうございました。
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